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 高齢化に伴って患者数が増え続けるがんと認知症。この二つが一緒に起きるケースも少なくない。認知機能が落ちてくると、がんの治療法を決める際のインフォームド・コンセントにも影響する。本人や家族が納得して選ぶために支援が必要になることもある。

周囲が気付かないことも

 「食事を出してもぼんやりしていて、ほとんど食べなくなった」

 今年6月、千葉県の男性(52)は、同居する父(82)の状態が気になり、定期的に受診している国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)の主治医に伝えた。

 父は前立腺がんの経過観察中で、3カ月間に体重が6キロ減っていた。入院して検査をしてもらったが、異常は見つからなかった。

 主治医は認知症を疑った。同病院精神腫瘍(しゅよう)科で検査の結果、軽い認知症と診断された。認知症で、身の回りのことに無関心になっている可能性があるという。

 もの忘れなどの記憶障害が認知症の症状の中心だと思われがちだが、食事など身の回りのことができなくなったり、方向や距離感がつかめなくなったりすることもある。

 男性によると、父は数カ月前に自宅前で転倒したことがあった。そのころから、食事をとらなくなり、毎朝読んでいた新聞も読まなくなった。昼間もパジャマで過ごし、一日中寝ているようになった。男性は「一緒にいても、認知症とは気づかなかった」。

 同病院では、がんによる入院患…

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