天皇の位を生前に皇太子さまに譲る意向を周囲に示している天皇陛下が自らのお気持ちを表明する日程が8日に固まった。首相官邸関係者が明らかにした。国内外に広く思いを伝えたいとの陛下の意向を踏まえたもので、関係者によると、皇后さまも賛同しているという。

 宮内庁関係者によると、8日午後、天皇陛下が皇居・宮殿で自らお気持ちを表明する場が設けられる見通し。広島、長崎の原爆の日にあたる8月6日と9日、全国戦没者追悼式の15日を避け、すでに決まっていた公務や皇室行事を考慮し、8日に固まったという。8日はリオ五輪開催期間中でもあり、表明は競技日程と重ならない時間帯になるとみられる。

 これまでの誕生日会見と同様に、録画した映像や写真を時間を置いて公表する方向で、報道陣が立ち会うことが検討されている。テレビ中継の可能性も残されているが、災害や大事件など突発事案への対応を懸念する声もあり、首相官邸と宮内庁は最終的な調整を進めている。

 陛下のお気持ち表明を受け、内閣官房に置く皇室典範改正準備室が中心になって対応を検討する方針だ。秋以降、両陛下は地方訪問など多忙な日々が続くため、公務のありかたについても、宮内庁で検討が進められるとみられる。