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 シンガポールの新都心マリーナ・ベイ地区へのテロ攻撃の計画があったとして、インドネシア警察は5日、インドネシア人の男6人を逮捕した。過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員から活動資金を受け取り、準備を進めていた疑いが出ている。

 同警察によると、6人はインドネシア領のバタム島から約20キロ離れたマリーナ・ベイ地区を、ロケット弾などで攻撃する計画を練った疑い。リーダー格のギギ・ラフマト・デワ容疑者(31)が、1月にジャカルタで起きたテロに関与したとされるシリア在住のIS戦闘員のバハルン・ナイムという男から資金を受け取っていたとみられるという。

 ギギ容疑者はまた、ウイグル系の男2人がインドネシアに密航して別のテロリストと合流するのを手助けした疑いも持たれている。このテロリストは7月、同国のジャワ島中部ソロの警察署で自爆テロ事件を起こして死亡した。

 マリーナ・ベイ地区は高層ビルやホテルなどが立ち並ぶ観光名所で、統合型リゾート(IR)のマリーナ・ベイ・サンズには多くの日本人客が宿泊している。

 シンガポール内務省は5日、「テロの脅威に対処するため、当局は島内と国境の警備を強化している」とのコメントを出した。(ジャカルタ=古谷祐伸、シンガポール=都留悦史)