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 新旧の名車が一堂に会する催し「オートモビルカウンシル」が5日、千葉・幕張メッセで始まった。国内外の名車100台超が並び、成熟した自動車文化をアピールする。

 欧州では自動車税が優遇されたり公道レースが開かれたりするなど、文化の一つとして浸透しているクラシックカー。国内でも同様に、往年のクルマの魅力を伝えることで、文化としての成熟を再認識してもらおうと初開催された。「クラシック・ミーツ・モダン」をテーマに、趣旨に賛同した国内外の9メーカーとビンテージカー販売店が名車や新車を披露している。

 見どころは、メーカーが収蔵する名車と、その系譜を継ぐ現代の新車のコラボ展示だ。

 圧巻なのが、富士重工(スバル)によるエンジン展示。今秋発売予定の新型インプレッサに積まれる水平対向エンジンの最新型と一緒に、第2次世界大戦期に製造された、前身の中島飛行機製の「栄」エンジンがディスプレーされる。クランクシャフトをぐるりとピストンが囲む「星形」と呼ばれる空冷エンジンで、零戦などの旧軍戦闘機に搭載された。

 輸出販売台数が過去最高となるなど好調なスバルのルーツを知ってもらおうと、水平対向エンジン生産開始50周年を記念して実物を公開した。

 この他、トヨタは累計販売台数4360万台を数える看板車種・カローラの初代以来の歴代モデル、日産は1960年代に日本グランプリでポルシェと激しく争った旧プリンス自動車のスカイラインGTと、2017年モデルのGT―Rを一緒に展示するなど、それぞれのルーツをたどれる趣向が凝らされる。いずれも、時代ごとのデザインや性能の変遷と進化を観察する楽しみ方ができそうだ。

 オートモビルカウンシルは7日まで。期間中、自動車デザイナーやメーカー設計者らによるトークショーなどの企画がある。(北林慎也)

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