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 8月3日(米国時間8月2日)、マイクロソフトはウィンドウズ10の大規模更新「Anniversary Update(アニバーサリー・アップデート)」の提供を始めました。通常の更新がセキュリティーの問題などを修正するものなのに対して、アニバーサリー・アップデートはウィンドウズ10の機能を改善、追加するものとなっています。以前、開発中のバージョンについてこのコラムで紹介しましたが、今回あらためて代表的な進化点を紹介しましょう。(ライター・斎藤幾郎)

基本画面にも変化

 マイクロソフトはウィンドウズ10以降、ウィンドウズの機能強化を「数年間隔で発売される新製品」としてではなく、「1年間に2~3度のアップデート」で提供する方針を掲げています。今回のアニバーサリー・アップデートは、2015年11月公開の「ノベンバー・アップデート」に続く、2度目の大規模更新となります(画像1)。

 アニバーサリー・アップデートでは、基本となるデスクトップ画面がいくつか変化しています。まず、スタートメニューのレイアウトが変更され、スタートメニュー中段がアプリの一覧になり、下方向にスクロールするようになりました。すべてのアプリに素早くアクセスできるようになっています。ユーザー、エクスプローラー、設定、電源の4項目は左側にボタン化されました。

 タスクバーのアイコンや通知領域のアクションセンターのアイコンには、未確認の新着情報があることを示す「バッジ」が表示可能になりました。ウィンドウズ10専用に作られたアプリが対応可能です。また、ウィンドウズの新着情報をまとめて表示する「アクションセンター」や「設定」アプリの表示なども利用しやすく調整されています(画像2)。

 アイコンのバッジやアクションセンターの表示の改良は、スマートフォン風の便利な機能をウィンドウズに採り入れた成果と言えるでしょう。

 パソコンの起動時などに表示されるロック画面やサインイン画面も改良されています。ロック画面ではコルタナの呼び出しや「Grooveミュージック」の音楽再生コントロールなどが可能になり、サインイン画面はロック画面と背景が共通化され、ユーザー名の下にマイクロソフトアカウントのメールアドレスを表示しなくなりました。

「エッジ」の実用性がアップ

 ウィンドウズ10で新たに採用されたウェブブラウザー「エッジ」も改良されています。「戻る」ボタンの右クリックで履歴をたどれるようになるなど、細かいブラッシュアップがいろいろ行われていますが、中でも、「拡張機能」の導入は大きな進歩です(画像3)。

 拡張機能は、サードパーティーが開発した小さなプログラムをブラウザーに組み込んで機能を追加する仕組みです。拡張機能の追加は「ストア」アプリから。すでに、広告ブロックやパスワード管理、外部サービスとの連携など、いくつかの拡張機能が公開されています。

 当初はシンプルすぎて機能不足の感が否めなかったエッジですが、今回のバージョンアップで、かなり実用性がアップしたと言えそうです。

 日本語まわりでは、日本語入力ソフト「マイクロソフトIME」で「きょう」などの読みから日付を入力可能となり、一時的に入力履歴の記録を止める「プライベートモード」も導入されました。インターネット・エクスプローラーやエッジにある、閲覧履歴を残さない「インプライベート・ブラウズ」のウィンドーでは、IMEも自動でプライベートモードが有効化されます(画像4)。

 画面のタッチ操作で利用するタッチキーボードでは、日本語の手描き入力が改良されたほか、スマートフォンのようなテンキー入力も可能になりました。キーボードは画面の好きな位置に動かせるため、右手、左手どちらでも入力できます。

 日本ではノベンバー・アップデ…

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