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 ブラジル南部のリオグランデドスル州で8日、世界的に人気のスマートフォンゲーム「ポケモンGO」で遊んでいた9歳の少年が川に落ちて死亡する事故があった。同国ではゲーム中にスマホを奪われる被害も相次いでおり、スマホを取り返そうとした男たちが発砲し、無関係の女性が死亡する事件も発生。高い人気の半面、安全性を巡る問題も深刻化している。

 ポケモンGOはスマホの画面を見ながら街を歩き、ポケモンを探すゲームで、ブラジルでは今月3日にアプリの配信が始まった。報道によると、少年は友人と一緒に家の近くでゲームで遊んでいた際、漁師が使う船に乗り込んで川に落ち、遺体で発見された。友人は「ポケモンを捕まえるために川に入った」と話しているという。

 同国北部マナウスでは6日、男3人がパーティー会場に向かって銃撃し、女性(47)が死亡する事件が発生。逮捕された男らは調べに、「ポケモンのゲーム中にスマホを盗まれた。犯人がパーティー会場にいると聞き、取り返すために撃った」と話しているという。

 スマホを奪われる被害も相次いでいる。配信が始まった3日夜以降、サンパウロなど全国で路上でゲーム中に携帯を脅し取られたり、奪い取られたりする事件が複数起きている。ゲーム中の交通事故も多発。五輪開催中のリオデジャネイロでは16歳の少年がゲーム中にはねられて死亡する事故があり、交通局が注意を呼びかけている。(リオデジャネイロ=田村剛)