[PR]

 4月に99歳で亡くなった評論家の秋山ちえ子さんが、毎年終戦の日にラジオで朗読していた童話「かわいそうなぞう」(土家由岐雄作、金の星社)の録音音声を、TBSラジオが13日の「大沢悠里のゆうゆうワイド土曜日版」(午後3時~)で放送する。14日には俳優の吉永小百合さんも、同局の「今晩は 吉永小百合です」(午後10時半~)で朗読する。同局が聴取できない地域では、インターネットのサービスを利用すれば聴くことができる。

 秋山さんは長年、ラジオ番組のパーソナリティーとして活躍。終戦間際に動物園で餓死させられたゾウの物語「かわいそうなぞう」の朗読を、昨年まで40年以上にわたって、毎年8月15日前後に続けた。6月の「お別れの会」で司会を務めた大沢さんは、会の中で「秋山さんは一貫して戦争反対を訴え続けてきた。私たちはこの心を受け継ぐ覚悟が必要」と話していた。

 14日の朗読は吉永さん自身の提案で、同局によると秋山さんも生前、「今後は吉永さんに読んでもらえたら」と望んでいたという。吉永さんは「子どもたちにこの物語を伝えていきたい」と話しているという。(真田香菜子)