【動画】夏の渡り鳥のベニアジサシとエリグロアジサシの奄美大島周辺への飛来数が激減
[PR]

 「いないなあ……」。双眼鏡から目を離し、自然写真家の常田守さん(63)がため息をついた。8月上旬、夏の渡り鳥のベニアジサシとエリグロアジサシを探して奄美大島北部の海岸を回ったが、確認できなかった。「どう、いる?」。途中で出会い、声をかけた知人の野鳥愛好家も首を横に振った。

 この2種は毎年6月上旬ごろ、豪州や東南アジアから飛来する。主に海の岩場にコロニー(集団繁殖地)を作り、自然のくぼみを巣にして子育てをする。小魚を狙って海へ急降下したり、岩場から飛び立ったり。真っ青な海と空の間を飛び交う純白の姿は長年、奄美の「夏の風物詩」と呼ばれてきた。

 かつて、ベニアジサシは数百羽、エリグロアジサシも何十羽もの群れが島のあちこちで見られたが、「そんな大群はもう、皆無になった」と常田さん。陸地からの観察が難しくなり、近年は漁船を貸し切りにして加計呂麻島周辺で飛来調査を続けているが、昨年は確認できなかった。今年は7月末に何とか約50羽を見つけ、6月に奄美市中心部に近い漁港で姿を見たが、ともに繁殖の可能性は低いという。

 減少の要因として考えられるの…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら