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 外国産豚肉の輸入価格を水増しし、関税約61億円を脱税したとして関税法違反の罪に問われた千葉県柏市の畜産物輸入販売会社「ナンソー」など2社と、2社の実質的経営者とされた田辺正明被告(70)=同県我孫子市=ら5人の初公判が15日、東京地裁であった。田辺被告は「脱税の事実も共謀もない」と無罪を主張。他の4人も起訴内容を否認した。

 5人は共謀して輸入豚肉の差額関税制度を悪用し、2012年4月~13年4月に関税計約61億5300万円を免れたとして起訴された。検察側は冒頭陳述で、田辺被告が豚肉の輸入額を水増しして税関に申告する手口を考えた、と主張。4年前にも別の会社による差額関税の脱税で実刑判決を受けたが、その服役中に面会に来たナンソーのグループ会社役員から営業状況の報告を受け、同じ手口による脱税を承知していた、などと訴えた。