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 日本近海に生息するアオウミガメとアカウミガメで比べると、海に漂うプラスチックごみを誤食する確率は、アオウミガメのほうが3倍も高いとする調査結果を東京大学大気海洋研究所などの研究グループがまとめた。

 研究グループは2007年から15年にかけて、アオウミガメ6匹とアカウミガメ10匹の背中に小型カメラを取り付けて放流し、行動を記録した。計110時間余りの撮影画像をもとに、海中を漂うプラスチックごみに遭遇したときにどう反応するかを調べた。

 その結果、ごみを食べてしまう確率はアオウミガメが62%で、アカウミガメは17%だったという。

 この2種のウミガメはいずれも雑食性だが、アカウミガメがクラゲやカニなど主に動物をエサにするのに対し、アオウミガメは海藻など植物性のエサをよく食べる性質がある。佐藤克文・東京大教授(行動生態学)は「海の中でゆらめくレジ袋などは、海藻と外見が似ているため、口に入れてしまいやすいのではないか」と話す。(山本智之)