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 広島県東広島市の山陽自動車道「八本松トンネル」で2人が死亡、8人が負傷した多重事故で、広島県警は16日、事故を起こした運転手が過労と知りながら運転を指示したとして、道路交通法違反(過労運転の下命)容疑で勤務先の統括運行管理者、後藤隆司容疑者(41)=埼玉県川口市=を逮捕し、発表した。

 後藤容疑者は「運行させたことは間違いないが、疲れているとは思わなかった」と供述している。県警によると、後藤容疑者は事故前日の今年3月16日夕、皆見成導(なりみち)被告(33)=自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)などの罪で公判中=が過労で正常な運転ができないおそれがあると認識しながら運転を指示した疑いがある。

 また、埼玉労働局川口労働基準監督署は16日、運送会社と後藤容疑者を労働基準法違反の疑いでさいたま地検に書類送検した。

 皆見被告の勤め先の運送会社は先月、「ゴーイチマルエキスライン」から「ツカサ運輸株式会社」に社名変更をした。