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 全国から選ばれた高校生平和大使22人が16日、国連欧州本部(スイス・ジュネーブ)を訪れ、開催中の軍縮会議本会議で活水高校(長崎市)3年の永石菜々子さん(18)が「核なき世界」の実現を訴えた。

 永石さんは、高校生平和大使らが核廃絶を求める署名活動に取り組み、今年は12万5千人分が集まり2001年以来の累計で約146万人分に達したことを紹介。「広島と長崎への原爆投下から71年が経過し、被爆者から直接話を聞く機会が減り、世界の人々の核兵器の脅威への関心は下がっているようだ。今立ち上がらないと、いくつかの国々は被爆者の声に無関心のままであり続けるだろう」と各国外交官に対して英語で呼びかけた。

 高校生平和大使は、外務省に「ユース非核特使」に委嘱されており、永石さんは日本政府の席に、佐野利男軍縮大使とともに着席した。佐野大使は永石さんの演説に先立ち、「国際安全保障環境の現実を客観的に評価した上で、核軍縮は進められなくてはならない」などと日本政府の立場について発言した。

 高校生平和大使の一行は、その後、署名を国連軍縮部幹部に手渡した。(ジュネーブ=松尾一郎)

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