「全国総合開発計画(全総)」の策定に携わった元国土事務次官の下河辺淳(しもこうべ・あつし)さんが13日、老衰のため都内の療養先で死去した。92歳だった。葬儀は14日に近親者で行った。問い合わせは国土交通省秘書室(03・5253・8155)。

 戦災復興院、経済企画庁総合開発局長などを経て77年に国土事務次官。全総には62年の1次から98年の5次まで一貫して関わり、「国土の均衡ある発展」「地域間格差の是正」の方針を打ち出した。

 阪神・淡路復興委員長も務め、阪神大震災からの復興策を提言した。米軍普天間飛行場(沖縄県)の返還問題では、橋本龍太郎首相と大田昌秀知事(いずれも当時)の仲介役も担った。