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 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が死亡した事件で、うち9人の殺人容疑で再逮捕された元職員の植松聖(さとし)容疑者(26)が「殺害した自分は救世主だ」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。「(犯行は)日本のため」などとも説明しており、神奈川県警は植松容疑者が身勝手な考えを膨らませて事件を起こしたとみている。

 捜査関係者によると、植松容疑者は「障害者の安楽死を国が認めてくれないので、自分がやるしかないと思った」と供述。こうした考えに至った背景について、中学時代の同級生や園で働いた経験などを挙げ、「障害があって家族や周囲も不幸だと思った。事件を起こしたのは不幸を減らすため。同じように考える人もいるはずだが、自分のようには実行できない」と話しているという。

 県警は17日午前、植松容疑者を横浜地検に送検した。植松容疑者は津久井署を出る際、青いシートのようなもので顔を隠し、身をかがめて車に乗り込んだ。(天野彩、照屋健)