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 今年で施行10年となった石綿(アスベスト)健康被害救済法の見直しが環境省で進められている。議論の行方を切実な思いで見つめているのが肺がん患者だ。狭い認定基準によって救済を阻まれているとして、基準の改定を求めている。

 大阪市の佐伯保子さん(66)は6年前、肺がんと診断された。X線写真を見た医師から石綿関係の仕事に就いていなかったか尋ねられたが、思い当たらず、手術で両肺を3分の1ずつ切り取った。2011年、環境汚染の被害者が医療費を受け取れる国の救済制度に申し込んだ。

 制度を運営する環境再生保全機構が14年に出した結論は「石綿吸入による肺がんではない」。佐伯さんの左右の肺組織からは石綿繊維が固まった石綿小体が2293本、3134本ずつ検出されていた。肺に石綿があることに争いはないが、認定基準の5千本以上に達しなかったためだ。

 「3千本なら肺がんにならない…

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