[PR]

大魔神

 埴輪(はにわ)のように無表情な顔の前に腕をかざし、下からなで上げるようにする間に、鬼のような恐ろしい形相に変わる。映画「大魔神」の一シーン。子供のころ、まねをして怖い表情を作ったら顔が痛くなった、というのは私だけではないはずだ。

 実は、大魔神は京都生まれ。太秦の大映京都撮影所(大映京都)で誕生した。シリーズ3作が、1966年のたった1年間に制作されたというから驚きだ。舞台や登場人物はすべて異なるが、どの作品でも最後に大魔神が登場し、大暴れする。時代劇と怪獣映画が違和感なく融合した作品として、今も評価は高い。

 時代劇を得意とし、黒澤明監督の「羅生門」など海外でも高く評価される名作を送り出してきた大映京都が、なぜ特撮映画に手を出したのだろうか。第3作「大魔神逆襲」で見事な雪山のセットを作った映画美術監督の西岡善信(よしのぶ)さん(94)が「当時、大映京都では日米合作映画のミニチュア撮影を手がけ、特撮の経験を積んでいた。それを生かしたかったんでしょう」と教えてくれた。

 64年、大映は米国のプロダク…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら

こんなニュースも