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 愛知県にいながらにして世界各地の最先端の芸術に触れられる国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2016」。テーマ「虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅」をほうふつさせる作品の数々が、未知の場所に誘ってくれる。10月23日まで、見どころは、まだまだたくさん。現代美術、ダンスやオペラを上演する舞台芸術、映像プログラムの注目作品を紹介する。

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 トリエンナーレは3年に1度開かれる国際芸術祭。3回目の今回は、名古屋市、岡崎市と新たに加わった豊橋市を主会場に、38の国・地域から119組のアーティストらが参加する。テーマの「キャラヴァンサライ」は、隊を組んで旅する商人の宿を指す。美術館や劇場をそんな宿とみなし、最先端の芸術を求めて人が集うイメージを重ねた。映像プログラムも鑑賞できる現代美術(国際展)の普通チケット(当日のみ)は一般1800円、フリーパスは一般3600円など。詳細は公式サイト(http://aichitriennale.jp/別ウインドウで開きます)へ。

魔笛、鬼才ほとばしる

 総合芸術の華であるオペラの上演が、あいちトリエンナーレの特徴のひとつ。モーツァルトの最晩年に書かれたオペラ「魔笛」を鬼才、勅使川原(てしがわら)三郎が演出する。ダンサーであり、舞台装置・照明・衣装まで手がける勅使川原の美意識が凝縮された「音楽のインスタレーション(空間芸術)」ともいうべき舞台だ。

 旅の王子が魔法の笛の助けを借りて試練をくぐり、愛する娘とともに祝福される物語だが、おとぎ話に収まらない世界観もうかがえる。勅使川原は「矛盾に満ちた内容で、日本人が演劇的にまねごとのようにやっても奇妙なだけ。抽象的なアプローチで、人間の内面や宇宙の摂理を空間的に表現したい」と話す。

 音楽との調和がキーワード。歌手は身ぶりを減らして歌唱に集中し、せりふ部分は簡潔な日本語ナレーションに変更。東京バレエ団の16人やダンサー・佐東利穂子が人物の心情や情景を描写する。「音楽を主体にした身体表現の場といえる。一人ひとりに調和する強さをつくり、全体の調和をつくる」

 装置はメタリックな大小の輪で…

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