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 キール大統領派とマシャル前副大統領派による大規模な戦闘が再発した南スーダンで17日、マシャル氏が同国を脱出し、南隣のコンゴ民主共和国に逃れた模様だ。ロイター通信などが18日、伝えた。

 マシャル氏の出国により両派の対話がこれまで以上に難しくなり、混乱が長期化する可能性が強まっている。南スーダンでは現在、日本の自衛隊が国連平和維持活動(PKO)に参加している。

 ロイターなどによると、国連報道官が18日、「人道的な理由から、PKO部隊が、マシャル氏や家族のコンゴ民主への移動を手助けした」と明かした。マシャル氏側の報道官によると、マシャル氏は早期のエチオピア入りを希望しており、近く記者会見を開きたいとしている。

 混乱が続く南スーダンでは昨年8月、和平合意が結ばれ、今年4月に両派統一の暫定政権が樹立された。マシャル氏は副大統領に就任したが、7月に戦闘が再発して以降、首都ジュバを離脱。行方がわからなくなっていた。その後、キール氏はマシャル氏の副大統領職を解任。マシャル氏派は反発を強め、両派間の緊張が高まっていた。(ヨハネスブルク=三浦英之