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 リオデジャネイロ五輪の女子ゴルフ最終ラウンドで、野村敏京(はるきょう)は立ち上がりから攻めた。「チャンスは今日しかないので」。終盤の15、16、18番でバーディーを奪う猛チャージを見せ、6バーディー、ノーボギー。ホールアウトした時点では3位タイだった。

 このまま終われば、銅メダルをかけたプレーオフに進めた。だが、「あと1打足りないかなと思った」。予感は的中し、後の組で回った世界ランク1位のリディア・コ(ニュージーランド)に抜かれ、メダルにはあと一歩届かなかった。

 神奈川県生まれで、日本人の父と韓国籍の母を持つ。5歳から韓国で育ち、10歳でゴルフを始めた。今年2月に米ツアーで初勝利を挙げた23歳の成長株だ。「ツアーならトップ5でも良いと思うけど、五輪のメダルは三つだけ。その分、プレッシャーがあった」。勝負どころでのパットが外れたことを悔やんだ。

 でも、悔しさより大きいのは、満足感だ。「楽しかった。4年後の東京五輪も出てみたい」と笑った。(前田大輔)

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