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 21日の決勝。日本はリボンが16・550点、クラブ+フープが17・650点の合計34・200点で8位だった。優勝はロシア。

 日本の最大の見せ場はリボンのクライマックス。主将の杉本早裕吏がリボンでふわりと描いた輪の中に、畠山愛理、松原梨恵、熨斗谷さくら、横田葵子がリボンを投げ入れる。集まった4本のリボンを杉本が振り向きざまに投げ返す。「お願い、届いて」と祈りながら。

 決勝では、杉本が投げ返した4本のうち1本の軌道が、空中で乱れた。横田が落下地点まで走り、地面に押さえつけるようにしてフィニッシュした。

 スティック(持ち手)を持ってリボンを4本投げるのは、新体操王国のロシアもとりいれている。でも、リボンでリボンを投げるのは日本にしかできない。リボンは長さが6メートルもあり、薄い布でできている。山崎浩子監督は「リボンは生き物のようで本当に操作が難しい」という。

 昨年の世界選手権では、この世界で日本だけの大技を成功させ、種目別で銅メダルに輝いた。日本勢が表彰台に上がるのは40年ぶりのことだった。

 投げ手にばかりスポットが当たるが、杉本は「チームワークがとても大切」。4人は投げ入れた時、杉本がリボンを投げ返しやすいように、手元でこっそりリボンを引いて4本の長さを調節している。そうすることで、リボンは宙でうまくばらける。

 予選ではこの「リボン4本投げ」を成功させたが、2度、決めるのは難しかった。それでも、観客からは大歓声と拍手を浴びた。(金島淑華)

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