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 熊本地震の本震があった4月16日から安否不明となり、今月11日に川の中の車から遺体が収容された熊本県阿蘇市の大学生大和晃(やまとひかる)さん(22)の告別式が21日、同市で営まれ、友人らが最後の別れを告げた。

 弔辞に立った友人3人は「一緒に過ごした時間はかけがえのない時間」「もっともっとたくさん語り合いたかった」「晃君の分までがんばるのでずっと見ててね」などと言葉をかけた。その一人の寺田舟希(しゅうき)さん(22)は式の後、「(見つかるまでの間は)寝ようとしても晃の笑顔が浮かんで眠れない日々だった。今日は最後なので、いつものように笑顔で話そうとしたが悲しくて、できなかった」と話した。

 父の卓也さん(58)は「友人たちに恵まれて、いい学生生活を送っていたと感じた」と語り、「ひとりで川の中で寂しかったと思う。これからは自分たちの近くでゆっくり休んでほしい」と話した。(後藤たづ子)