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 元気に夏休みを過ごしていた仲良し兄妹の命が、唐突に絶たれた。福岡県須恵町で母親が無理心中を図ったとみられる事件。閑静な住宅街を襲った悲劇に、兄妹を知る人たちから戸惑いと悲しみの声があがった。

 死亡した兄妹4人のうち、淵俊介君(10)、美唯さん(6)、美菜さん(6)と同じ町立須恵第二小学校に子どもが通う母親(38)は「ショックです。同じ学校に通う子どもがこんなことに巻き込まれるなんて。なんでこんなことが起きたのか」と悲しんだ。

 1年生の美唯さん、美菜さんと息子が同級生という母親(36)によると、双子の2人は学校の中を探検するなど仲が良く、常に一緒に遊んでいたという。美菜さんは算数が得意で、授業でもよく発表していた。母親は「びっくりです。身近でこんなことがあるなんて」と語った。

 近所の女性(75)は、近くの公園で兄妹が元気に遊ぶ姿を見たことがある。「普通の家庭で、あいさつもしてくれた。驚くだけ。テレビのニュースを見て、涙が出た」と話した。同小の卒業生という高校2年の男子生徒は、報道で事件を知り、現場に花束を持ってきた。「悲しい気持ち。未来ある子どもたちの命が奪われるなんて」と話した。

 1カ月ほど前に俊介君と一緒にプールに行ったという同級生の男子児童は「元気で、特に変わった様子はなかった」と話した。

 この同級生の母親(41)は1カ月ほど前、俊介君らの母親(41)とあいさつを交わしたが、変わった様子はなかったという。