拡大する写真・図版 10周年を迎える天満天神繁昌亭=大阪市北区

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 上方落語の定席、天満天神繁昌亭(大阪市北区)が15日で開場10周年を迎える。2006年、約60年ぶりに大阪に復活した「噺家(はなしか)の城」は、上方落語をどう変えたのか。節目を前に、上方落語協会の副会長で繁昌亭の運営を担う桂春之輔に聞いた。

 「東京へのうらやましさ、悔しさより、落語の定席なんてまず大阪には無理やと。期待すらしてなかった」

 三代目桂春団治に入門した1965年当時、上方落語は低迷から抜け出そうと道半ばだった。定席が姿を消し、漫才が笑いの主役にいた。同じ年に出版された「現代落語論」の中で、立川談志は「大阪の若手がこの東京の寄席へきて(中略)、本当の上方の噺を残すべき」と書いた。読んだ春之輔も「将来は東京暮らしやと思っていた」。

 のちに「四天王」と呼ばれる桂…

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