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 JR九州は24日、蓄電池を積んで非電化区間も走れる新型電車を、10月19日から筑豊線の折尾―若松間(北九州市内、10・8キロ)で運行すると発表した。ディーゼルエンジンで走る気動車より二酸化炭素の排出が少なく維持費も安いといい、今後、他の非電化区間でも導入していく計画だ。

 新型車両の愛称は「DENCHA(デンチャ)」。当面は2両1編成で、1日4往復する。直方から折尾までの電化区間を回送電車として走りながら充電し、非電化の折尾―若松間はパンタグラフをたたんで蓄電池の電力で走る。蓄電池だけで最長90キロ走ることができる。

 製造費は1両あたり2億3千万円と通常の電車より約1億円割高だが、気動車に比べると維持費を4~5割減らせる。JR九州の営業区間のうち約4割が非電化区間で、気動車は40年以上経って老朽化している車両も多い。DENCHAへの置き換えを進めて経費を減らし、ローカル線を維持する狙いがある。

 同様の蓄電池電車はJR東日本が2014年3月から栃木県の烏山線で走らせている。秋田県の男鹿線にもJR九州の技術を応用した車両を来春から投入する予定だ。(角田要)