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 よみがえる「国宝」――。国の特別史跡・名古屋城跡(名古屋市中区)で、本丸御殿上洛(じょうらく)殿を復元する工事が本格化している。上洛殿は1634(寛永11)年、3代将軍の徳川家光の上洛に合わせ宿泊施設として増築された。平屋建てで、江戸時代初期を代表する絵師・狩野探幽が手掛けた障壁画などで飾られ、本丸御殿でも最も豪華な建物だったという。

 名古屋城天守閣とともに国宝に指定されていたが、1945年に戦災で焼失した。2009年に本丸御殿の復元が始まり、すでに公開されている玄関や表書院、対面所に続いて、18年3月までに復元される予定だ。工事中の上洛殿は、毎週水、土、日と祝日に工事現場を覆う素屋根に設けられた通路から見学できる。(戸村登)