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 大容量のデータを記録できる「磁気テープ」の製造技術の特許を侵害されたとして、富士フイルム(東京都)がソニー(同)に対し、磁気テープ製品の製造・販売の差し止めと、1億7600万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。25日にあった第1回口頭弁論で、ソニー側は争う姿勢を示した。

 訴状によると、富士フイルムは磁気テープの製造技術の特許を2003年に出願、08年に登録された。ソニーが遅くとも15年から製造・販売している製品が、この特許を侵害していると訴えている。

 磁気テープは音楽用カセットテープなどのほか、産業用のデータ記録媒体に使われるが、CDやハードディスクに押されて一時は市場が縮小。だが富士フイルムが開発した大容量の製品などで再び注目され、IT企業のデータセンターなどで使われている。