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 沖縄方面まで行った後、引き返す形で本州に近づいている非常に強い台風10号は、勢力を維持したまま日本の南海上を北東に進んでおり、30日には関東から東北地方に接近する見通しだ。気象庁は東北地方に上陸する可能性が高いとみている。同庁は局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降る恐れがあるとして、川の氾濫(はんらん)や土砂災害への警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、統計がある1951年以降、台風が日本海側から東北に上陸した例はあるが、太平洋側から上陸した例はないという。上陸した場合、8月に上陸した台風は4個になり、62年8月の記録と並ぶことになる。

 台風10号は19日に日本の南海上で発生後、南西に進み、沖縄の南大東島の南で停滞。その後、26日にUターンする形で進路を変えた。29日午前0時現在、中心気圧は940ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートル。時速25キロの速さで進み、30日午前0時には東京・八丈島の東約290キロ、同日夜には秋田県付近に達するとみられる。この時点での中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートルで、強い勢力を維持していると予測されている。(小川崇)