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 埼玉県東松山市の河川敷で、同県吉見町の井上翼さん(16)が遺体で見つかった事件で、殺人容疑で逮捕された少年5人全員が「暴行はしたが、殺すつもりはなかった」との趣旨の説明をし、殺意を否認していることが捜査関係者への取材でわかった。逮捕時の県警の発表では、4人が容疑を認め、1人が全面的に否認していたとされる。

 捜査関係者によると、5人は22日、同市下唐子(しもがらこ)の都幾(とき)川河川敷で、井上さんを殴ったり、顔を川に押さえつけたりして、溺死(できし)させた疑いがある。井上さんの顔や腕など上半身を中心に殴られたようなあざがあったが、刃物などの凶器が使われた痕はなかったという。

 逮捕された5人のうち、東松山市の無職少年(16)が「(井上さんが)うそをついたり、電話やメールを無視したりしたので殺した」と供述するなど、逮捕直後は4人が容疑を認めていたが、その後、殺意については否認に転じたという。一方、同市の中学3年生(15)は「その場にいただけで何もしていません」と全面否認していたが、暴行については関与を認める供述を始めたという。