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 新興国などから注目されている日本の教育手法を広める取り組みの一つとして、小学校高学年向けのフリーマガジン「みっけ」が1日、タイで創刊され、バンコクで記念イベントが開かれた。朝日新聞メディアラボと博報堂が、タイ出版大手のアマリン社と提携して発行する。

 内容は、忍者姿のオリジナルキャラクターが案内するかたちで、楽しみながらさまざまな教科に興味を持つことができるように工夫されている。日本の児童・生徒には見慣れたスタイルで、朝日新聞には、朝日新聞出版が刊行している「週刊かがくる」などを通した蓄積がある。タイの教科書は文字が多く、児童たちが教科を問わず学習に興味を持つ入り口となる素材が求められていたという。

 バンコク都心部で開かれた記念イベントには「みっけ」配布先の小学校教諭や図書室司書ら約200人が参加した。図書担当女性教員は「タイの子どもは読書の習慣もあまりなく、こうした刊行物に親しむことから始めるのは効果があると思います」と話していた。

 当面、隔月刊でバンコクを中心とする約100校に約10万部を無料配布する。「タイは第一歩で、東南アジア全域に広げていく」(博報堂執行役員、山本浩クール・ジャパン推進室長)。「みっけ」を足がかりに、将来的には朝日新聞や朝日学生新聞社が持つ教育コンテンツを活用したビジネスにつなげていく計画だという。(バンコク=大野良祐)

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