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 囲碁の第42期天元戦挑戦者決定戦は2日、一力遼七段(19)が山下敬吾九段(37)に白番4目半勝ちし、井山裕太天元(27)=名人、棋聖、本因坊、王座、碁聖、十段をあわせ七冠=への挑戦権を獲得した。現行の七大タイトル戦史上、10代の挑戦者は2008年の名人戦に19歳で登場した井山に続き2人目。井山―一力の五番勝負は10月21日、三重県志摩市で開幕する。一力は王者・井山に挑み、史上最年少での七大タイトル獲得をめざす。

 仙台市出身の一力はプロ入り丸6年。今春、早稲田大に入学した大学生棋士だ。井山を追う世代の中でも抜群の成績を収めており、一昨年3月には史上最年少の16歳9カ月で三大タイトル戦(名人戦、棋聖戦、本因坊戦)のリーグ入り記録を塗り替えた(これまでの記録は井山の17歳10カ月)。同5月には第1回グロービス杯世界囲碁U―20で優勝し、世界の若手の頂点に立った。

 五番勝負の開幕時点で一力は19歳4カ月。08年の名人戦に、19歳3カ月で登場した井山は名人獲得に失敗し、翌09年の再挑戦で史上最年少の20歳4カ月で名人になった。