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 企業のデザイナーらが障害者にも使いやすい製品の発想を競う「48時間デザインマラソン」の発表会が3日、東京都港区で開かれた。2020年東京五輪・パラリンピックを見据え、バリアフリーや共生社会に向けてアイデアを出し合った。

 大手自動車メーカーなど25社から参加したデザイナー約50人が6チームに分かれ、障害者と2日間寝食を共にして着想を練った。視覚障害者のために形や材質を工夫した商品タグや、片手でも持ちやすいお盆などのアイデアが発表された。

 ベストデザイン賞は、駅の天井に案内標識を投影するプロジェクションマッピング。周囲の歩行者より視点が低いため、標識が見えにくい車いすの人などに配慮したもので、日産自動車のデザイナー、椛田(かばた)繁慶さん(33)は「五輪やパラリンピック会場になる都心でも駅は不便だと気付かされた」。車いすの浅野アレシャンドレさん(28)は「案内表示は見にくい。すぐに実現して欲しい」と話した。

 主催した国際ユニヴァーサルデザイン協議会の総裁で三笠宮家の瑶子さまも出席し「障害者だけでなく健常者にも使いやすいものだと感じた」と述べた。