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 フィリピン沖の南シナ海にあるスカボロー礁に中国船約10隻が集まっているのを、フィリピン空軍が4日までに確認した。1隻は浚渫(しゅんせつ)船とみられ、比政府は中国が基地建設を目的とした埋め立てをしないか警戒している。

 4隻の海警局の船や貨物などを運ぶはしけも確認した。漁業を管掌するピニョール農相は4日、国防省を通じて写真を確認して、「明らかに基地を造ろうとしている。建設行為は確認していないが、多くの船が集結していることを憂慮する」とコメントし、ドゥテルテ大統領が、東南アジア諸国連合(ASEAN)の関連会議が開かれるラオスで7日に予定する米オバマ大統領との会談で議題とする可能性を示唆した。

 スカボロー礁はフィリピンの排他的経済水域にあるが、2012年から中国が実効支配している。今年7月には常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)が、中国は伝統的漁業権を持つフィリピン漁民の権利を侵害したとの判断を示した。(ハノイ=鈴木暁子)

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