[PR]

 ドイツ北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州の議会選挙が4日あり、反難民を掲げる新興の右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が、メルケル首相の与党キリスト教民主同盟(CDU)の得票率を上回り、第2党に躍進した。同州は国政選挙でのメルケル氏の選挙区。7月にドイツ南部で難民による襲撃事件が相次いで以降、首相が進める難民受け入れ政策への批判が高まっていた。

 同州では現在、国政と同じ枠組みで、CDUと社会民主党(SPD)が連立与党を組む。州選管が発表した暫定公式結果によると、CDUの得票率が19・0%だったのに対して、AfDは20・8%に上った。SPDは前回選挙より5・0ポイント低い30・6%だったが、首位を維持したため、AfDが与党になる可能性はない。

 同州は旧東ドイツに位置し、若年層の失業率は国内で最も高い。AfDは3年前に発足した政党で、既成政党に不満を抱く人々の受け皿になっている。今年3月の別の3州の議会選挙でも躍進したが、CDUが「敗北」するのは今回が初めて。来年には総選挙が予定されており、一定の議席数を獲得することが予想されている。(ベルリン=高野弦)

こんなニュースも