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 堺市と大阪狭山市の境にある陶器山(とうきやま)(149メートル)でコナラが大量に枯れ始めた。体長数ミリの昆虫による「ナラ枯れ」が原因で、堺市は倒木のおそれがあるとして、近く約10本を伐採する。一帯は、緑のトンネルとして人気の散策コースだが、対策が追いつかず、景観が一変する恐れもある。

 陶器山の堺市側を管理する市泉ケ丘公園事務所は8月、初めて散策コース沿いのナラ枯れの実態を調べた。約10本の被害が見つかり、倒木や枝の落下で通行人らに危険があるとして伐採を決めた。一方、大阪狭山市は5月に、散策路の階段そばの3本を伐採した。ほかにも枯れた大木があり、府と対策を検討中だという。

 被害に遭ったコナラはほとんどが大木で、樹齢数十年とみられる直径30センチ以上の木もある。両市によると、伐採などには1本約10万円の費用がかかるという。

 陶器山で動植物の観察を続けてきた「あまの街道と陶器山の自然を守る会」(窪田由紀代表)によると、コナラに虫が入った穴を初めて見つけたのは3年前。昨年は数本が枯れただけだったが、今年はすでに100本以上が赤褐色になっているという。同会の森山達也さん(69)は「陶器山の樹木の8割はコナラで、せっかくの景観が台無しになってしまう。街道の伐採だけでなく、昆虫を除去するなど抜本的な対策を取って欲しい」と話す。

 府みどり推進室によると、府内…

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