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 韓国ロッテグループを捜査しているソウル中央地方検察庁は5日、創業者の辛格浩(シンギョクホ)氏(93)=日本名・重光武雄=を7日にも事情聴取する方針を固め、ロッテ側に伝えた。同氏関係者は、辛格浩氏は高齢で健康状態が思わしくないため、検察が同氏側に赴く訪問調査を求める考えを明らかにした。

 辛格浩氏は、日本のロッテホールディングス(HD)の持ち株、数千億ウォン分を長女ら3人に贈った際、贈与税を払わなかった脱税の疑いがあるほか、背任の疑いでも調べられる。

 また、同地検は5日、グループ幹部の蘇鎮世・対外協力団長を取り調べた。蘇氏は、同グループ会長の辛東彬(シンドンビン)氏=日本名・重光昭夫=の側近。蘇氏は聴取直前、記者団に対して、秘密工作資金の存在や辛会長の事件への関与を否定した。

 同地検はこうした捜査を経て、最終的に辛会長を事情聴取する方針だ。(ソウル=牧野愛博)