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 耐震性が高いとされるツーバイフォー住宅の構造設計を手がける「トニフォー・ティー・エス」(東京都千代田区)が約2億円の所得を隠し、約5700万円を脱税したとして、東京国税局が同社と中山吉弘社長(69)を法人税法違反の疑いで東京地検に告発したことがわかった。すでに修正申告し、納税したという。

 関係者によると、同社は2013年12月期までの4年間に、知人の設計事務所にうその請求書を作らせる手口で架空の外注費を計上し、所得を少なく見せかけた疑いがある。隠した資金は中山社長名義の口座で保管していた。

 中山社長は取材に「会社の将来の資金繰りを考えてやったことだが、間違っていた」と話した。

 民間信用調査会社などによると、同社は大手ハウスメーカーから分譲住宅の設計などを受注。年間約3千~4千棟を手がける。15年12月期の売り上げは約6億4千万円。