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 フィリピン国防省は7日、東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国の首脳会議が始まる数時間前に、フィリピンの排他的経済水域にあるスカボロー礁で4日までに確認された中国船の写真を報道陣に公開した。

 アベリャ大統領報道官は、「このエリアでの動きについて懸念を表明するため」と公開した理由を述べた。写真は計10枚。このうち4隻は中国海警局の公船とみられ、その他の船は「明らかに漁船ではない」。スカボロー礁周辺の埋め立てを目的とした浚渫(しゅんせつ)船の可能性もあるとみて警戒している。

 中国はこれまでベトナム沖の西沙(パラセル)諸島に地対空ミサイルを配備し、南沙(スプラトリー)諸島では岩礁を埋め立てて3千メートル級の滑走路を建設するなど、軍事拠点化が疑われる動きを強めている。(ビエンチャン=鈴木暁子)