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 日本有数の天然林が広がる京都府南丹市の「芦生(あしう)の森」が危機にひんしている。シカの食害で植生の荒廃が進むうえ、国定公園化による観光客の増加が環境悪化につながると心配されている。研究のため、長年森を保全してきた京都大の借用期限も迫っており、研究者らは森を守る対策に乗り出し始めた。

京大が99年契約で借用

 京都北部の山あいを流れる由良川上流を越えて森の奥に進むと、一気に緑が増える。シカよけの柵に囲われた谷間に、ササやシダ植物などが豊富に茂っていた。「この風景が本来の芦生です」。案内してくれた京大フィールド科学教育研究センター准教授で芦生研究林長の伊勢武史さん(44)が説明する。

 芦生の森の広さは阪神甲子園球…

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