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 中南米を中心としたジカウイルス感染症(ジカ熱)と新生児の小頭症増加の関連について世界保健機関(WHO)は7日、新たな見解を発表し、「最も適切な説明は、妊娠期のジカウイルスへの感染が小頭症の原因だということだ」とした。

 WHOは3月、「ジカはギラン・バレー症候群、小頭症、そのほかの神経障害の原因という強い科学的な意見の一致がある」との見解を発表していたが、さらに踏み込んだ。筋力低下などを伴う神経疾患であるギラン・バレー症候群については今回、最有力の解釈として「ジカウイルスへの感染が引き金になっている」とした。

 WHOによると8月末の時点で、2007年以降、米州を中心に東南アジアなどを含む少なくとも72の国・地域で蚊が媒介する感染が確認されており、20の国や地域で、ジカ熱との関連が疑われている小頭症や他の中枢神経の障害の事例が報告されている。(ジュネーブ=松尾一郎)