【動画】東京メトロで宅配実験開始=竹谷俊之、関田航撮影
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 東京メトロやヤマト運輸などの大手物流会社が9日、東京都心の地下鉄・有楽町線に貨物列車を走らせる実証実験を始めた。2020年東京五輪も念頭に、トラックに代わる都心の渋滞の影響を受けない新たな物流網の構築を目指す。

 午前10時すぎ、東京都江東区の新木場車両基地。ヤマトの配送員5人が、普段は人が乗る10両編成の列車に、宅配物を模した段ボール箱入りのケース五つを積み込んだ。

 計画では、ヤマトと佐川急便、日本郵便の3社の荷物を有楽町線などで運ぶ。荷物は都心の有楽町駅などで下ろし、配達員がオフィスビルへ届ける。渋滞に左右されず、二酸化炭素の排出削減も期待される。

 ただ、駅構内では作業場所の確保が難しいなど課題もある。9、10月の金、土曜に計10日行う実験で課題を洗い出し、乗客への影響も調べる。(伊藤嘉孝)