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 北朝鮮による5回目の核実験の実施を受け、日米韓の3カ国は9日、国連安全保障理事会に緊急会合を招集するよう要請した。国連日本政府代表部によると、安保理議長の承認を得て、9日午後(日本時間10日未明)にニューヨークの国連本部で非公開の緊急会合が開かれる見通し。

 今年1月に北朝鮮が核実験を実施した際には、同様に3カ国の要請で緊急会合が開催され、「過去の一連の安保理決議に対する明白な違反」として実験を強く非難する報道声明を出した。その上で、対北朝鮮の新決議に向けた協議を迅速に始めることを全会一致で決定している。

 今後、日米を軸に、安保理を舞台として北朝鮮に向けた制裁の強化を国際社会に訴えていくことになる。北朝鮮の最大の貿易相手国で、かつ拒否権を持つ安保理常任理事国の中国は過去、一貫して制裁強化に慎重な姿勢を崩しておらず、今後も議論の鍵を握るとみられる。

 北朝鮮の核実験をめぐって、安保理は金融制裁や貿易の制限などの制裁措置を強化し続けてきた。前回の核実験を受けて、3月には北朝鮮への航空燃料の輸出禁止や貨物検査の強化など、「過去20年間で最も強力な制裁」(米国連大使)を科している。だが、決議の半年後に北朝鮮が再び核実験を強行したことで、その実効性が問われることになる。(ニューヨーク=真鍋弘樹

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