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(9日、男子50メートルバタフライ)

 ラスト15メートル。先頭を争う中国3選手との差が詰まらない。競泳男子50メートルバタフライ(運動機能障害)の小山(おやま)恭輔(日鉄住金P&E)は左半身だけを使った泳ぎで食らいつこうとしたが、最後まで及ばず5位でゴール。頭上の掲示板で着順を確認し、首をかしげた。

 中学2年の時に脳梗塞(こうそく)で倒れ、右半身が不自由になった。それでも、倒れる前から続けていた水泳への熱は冷めなかった。2008年の北京大会で銀メダル、前回ロンドンでも銅メダルを獲得した。

 中国3選手は表彰台を独占。小山は3位の選手と約1秒、世界記録を更新した1位とはさらにもう約1秒、差がついた。「中国人選手のハングリー精神に負けた。実力不足としか言いようがない」。弱点に気づかされたレースとなった。(山本亮介

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