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 稲田朋美防衛相と韓民求(ハンミング)韓国国防相が10日午前、約20分間、電話で対応策を協議した。韓国国防省が明らかにした。北朝鮮による9日の核実験や5日のノドン中距離弾道ミサイル試射などについて意見交換したとみられる。

 両氏が直接やり取りするのは稲田氏の防衛相就任後、初めて。日韓のミサイル防衛や北朝鮮の核開発情報の収集で協力する方向で一致した模様だ。

 また日韓が防衛情報を直接共有する「軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」の締結についても取り上げられたとみられる。この問題については、7日の日韓首脳会談でも意見交換が行われた。

 韓国は今年末までに、北朝鮮の弾道ミサイルについて米軍との間で情報共有(データリンク)システムの全面運用を始める。日米韓での情報交換の枠組みを利用し、日本との情報共有も拡大したい考えだ。

 韓国国防省は従来、韓氏の年内訪日を検討してきたが、自民党内きっての「タカ派」として知られる稲田氏との協議には慎重な意見が出ていた。(ソウル=牧野愛博)