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 中国共産党中央規律検査委員会は10日、天津市長で同市党委代理書記の黄興国氏(61)を重大な規律違反の疑いで調査していると発表した。黄氏は浙江省副省長などを歴任し、習近平(シーチンピン)総書記(国家主席)に近いとされていた。

 黄氏は今年1月、「習総書記という核心を守らねばならない」と述べ、習氏への忠誠を訴えた。この後、習氏を「核心」と呼ぶ表現が各地方の指導者にも使われ、注目された。

 天津市では昨年8月、危険化学物質の保管施設が大爆発して160人超が死亡する事故が発生。国務院の事故調査チームは今年2月の報告書で、施設への監督を怠ったなどとして副市長を含む123人を免職や降格などの処分にするよう求めたが、黄氏は含まれていなかった。(北京=延与光貞)