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 9日の陸上男子100メートル(切断など)決勝では優勝記録こそ10秒81と低調だったが、決勝進出記録は2012年ロンドン大会の11秒84から11秒26に上がった。世界が高速化したのを感じた。大きな変化が見られたのは、上半身の巨大化、走る技術の変化、両足義足の可能性――の三つだ。

 走るという行為は、自分の足に力を入れて地面からの「反発力」を使う。足をまるで固いゴムのように扱う。義足はさらにその傾向が強くなる。トランポリンの上で腕を大きく振るように、腕力も使って地面を押せばより強い反発力を得られる。今回はどの選手も屈強な上半身を作ってきた。

 健常者は地面から返ってくる力をうまく足首でコントロールして足を前方に運ぶ。ところが、義足では足首がないためにコントロールが難しい。もし、義足を少しでも後ろに流してしまうと、地面からの力というより自分の胴体の力で足を前に持ってこないといけなくなるので、足に体が振り回され始める。最後に失速した選手は皆、足に振り回されていた。おそらく常に走りを安定させるためには足を前方でさばき続ける動きが必要になる。

 今回、銀メダルを獲得したマロ…

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