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 東北や北海道をおそった台風10号は多くの犠牲者を出し、改めて水害に備える重要性が浮き彫りになりました。犠牲者で目立つのが「災害弱者」とされる高齢者たちです。地域や自治体では、高齢者を水害から守ろうという取り組みが進んでいます。

 1級河川・雄物川が流れる秋田県湯沢市。流域住民でつくる「湯沢西地区・災害から生活を守る会」は18日、自主避難訓練を開いた。毎年開催しており、今回で17回目。大雨で雄物川が氾濫(はんらん)危険水位を超え、市が避難指示を発令したという想定だ。

 午前9時半、消防がサイレンを鳴らしながら避難を呼びかけた。雨が降るなか、近隣で作る班ごとに避難を開始。プラカードを持った人に続き、高台に向かう。避難が難しい高齢者役の人は、リヤカーに乗せられて移動した。消防や市役所からも参加し、別の町内会の人たちも参考にしようと視察に来ていた。

 会の奈良昭夫会長(72)は「『まずは避難』の意識を身につけ、万が一に備える。高齢者が増えるなか、今後は避難が難しい人の状態を細かく把握し、隣近所で助け合える方法を考えたい」と話した。

 会が発足したのは1999年。きっかけは前年に北関東と南東北地方を襲った豪雨だった。地区に直接の被害はなかったが、奈良さんは「ひとごとではない、と危機感を共有した」と振り返る。7町内会の735世帯が加わり、今年は約250人が参加した。

 今年7月時点の市の高齢化率は…

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