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 レトロな雰囲気と香り高いコーヒーで地元に愛されて半世紀余り。竹原市の喫茶店「プリンス」が9月末に閉店する。マスターの塩谷恒二(しおたにこうじ)さん(90)は「人生に悔いはない。楽しかった」と理想のコーヒーを追求した日々を振り返る。

 1958年、同市出身の塩谷さんが町並み保存地区の近くに開店。ステンドグラスの照明に彩られ、ジャズやムード音楽が流れる店は客足が絶えなかった。東京出身の妻倍子(ますこ)さん(86)と切り盛りし、息子2人を育てた。

 塩谷さんは海軍から復員して旧制大阪商科大高等商業部を卒業後、上京して神奈川県にあった大学校「鎌倉アカデミア」で演劇を学んだ。当時は演出家志望だったが20代半ばで人形作家に転じた。塩谷さんのぬいぐるみ人形は人形美術展で入選するなど高く評価され、東京・銀座の百貨店「和光」からも引き合いがあったという。

 30代前半で、高齢になった親…

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