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 新潟県のブランド米・魚沼産コシヒカリと偽った他県産米が、日本郵便のギフトカタログ「ふるさと小包」で販売されていたとして、同社が配達済みの購入者にわび状と粗品の送付を検討していることがわかった。記録の残る2011年以降で全国から約1900件の注文があったという。

 県警によると、米を扱っていたのは同県魚沼市の農産物販売会社。県警は8日、この会社の元社長の男(32)と元取締役の男(69)を不正競争防止法違反(原産地誤認惹起〈じゃっき〉)などの疑いで逮捕した。

 捜査関係者によると、2人は他県産コシヒカリの精米を「魚沼産こしひかり」などと書いた袋に入れ、6月に計3回、「ふるさと小包」を通じて千葉県の70代の女性ら3人に7袋(計40キロ相当)を売った疑いがある。元社長は容疑を認め、元取締役は関与を否定している。

 日本郵便は警察から連絡を受けて6月下旬に販売を停止。農産物販売会社の米は、07年から同カタログで扱っていたが、いつから偽装米だったかは分からないという。日本郵便の広報担当者は朝日新聞の取材に「ご迷惑をおかけし、おわび申し上げます」としている。(加藤あず佐)