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 名古屋市中区の大須商店街で4月、火災で木造などの店舗やアーケードの計9棟が全半焼し、被害に遭った店が、閉店に追い込まれている。火災から8日で半年。建物の所有者の意向で延焼した店舗は解体され、営業を再開した店も年内に賃貸契約が解除されるという。

貼り紙に「再開めどたたず」

 「この度の大須商店街火災により店舗運営ができなくなり 再開のめどもたっておりません」。商店街の一角、火災現場を囲うシートには「お客様にお知らせ」と書かれた紙が貼られていた。

 貼り紙をしたのは「金のとりから大須店」。2012年春に開店したが、4月の火災のもらい火で半焼した。当時、店長をしていた郷博美さん(55)は消火後、屋根と一部の壁だけが燃えた店を見て、「明日には営業できる」と安心したという。

 だが、現実は違った。所有者から建物の修復はしないと伝えられ、数日後に契約解除が決まった。「再開できると思っていただけに、余計に悔しかった」と郷さん。今は他の従業員とともに、約550メートル離れた大須観音前店で働く。

 常連客の中には、「店を探して…

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