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 札幌市中央卸売市場の大手水産仲卸会社「青池水産」が、賞味期限の切れた冷凍カラフトマスのラベルをはぎ取って卸し、道内のスーパー5店などが97キロ分を販売していたことがわかった。札幌市は7月に改ざんを把握していたが、公表していなかった。

 市広域食品監視センターによると、ラベルが改ざんされたのは、賞味期限が昨年11月18日となっていた1箱10キロ入りの冷凍マス26箱分(計260キロ)。同社の担当者が昨年9月に仕入れ、ラベルの「2015」の「15」の部分をはぎ取り、今年7月までにスーパーの運営会社などに卸していた。冷凍マスは加熱用の切り身として札幌、小樽、苫小牧、千歳のスーパー「ホクレンショップ」などの店頭に並んだという。

 札幌市は、ラベルがはぎ取られているのを不審に思ったスーパーの運営会社から連絡を受けて調査を始めた。しかし「消費期限」でなく「賞味期限」の改ざんであることや健康被害が報告されていないこと、青池水産がすぐに担当者を解雇したことなどから、「組織的な行為ではない」と判断。行政処分ではない文書指導にとどめ、公表しなかった。